介護士が短期派遣で働く方法

介護業界で短期スタッフとして働きたい、と考える方も見られます。
家事との両立やWワークの空いた時間を使って仕事をすることを考えると、短期で働ける介護の仕事を目指すこともあるでしょう。
しかし、なかなか短期の仕事が見つからない悩む方がほとんどです。
2012年の労働派遣法の改正によって、短期間の労働契約が原則的に禁止とされています。
短期間とは、「30日以内、週20時間未満」での勤務形態です。
介護業界でも同様で、雇用先が直接、数日間のみの単発バイトなどを募集することは出来ません。
しかし、条件を満たした方は30日以内の短期間の労働契約が可能です。
「60歳以上」「雇用保険適用外の学生」「本業の年収が500万円以上」「世帯年収が500万以上の主たる生計者以外の人」のいずれか一つを満たす方が対象です。
定年退職後の高齢者や配偶者などがこれに当てはまるでしょう。
ただし、先にも触れた通り「単発採用の介護士求人がない」というのが現状です。
もし、介護の仕事で自分の都合に合わせて勤務日を調節したいのであれば、派遣登録することをおすすめします。
派遣会社と31日以上の労働契約を結んだ後、契約期間内に短期派遣として派遣先へ出向するという形を取るだけです。
高時給で派遣契約を結べるので、短期間でも収入に結びつきます。
Wワークをしている方やプライベートを優先したい方などは、派遣登録という働き方を考えることもよいでしょう。
しかし、派遣会社によっては学生や60歳以上の人と派遣契約を行わないこともあるので、登録や契約を行う前に条件についてチェックしましょう。